家族で明るく生きていこう

夫婦で鬱病、娘はASDと統合失調症で、息子以外は病んでますが、何とか明るくやっています。

不幸の足音③

嫁の癌の摘出手術が無事成功に終わり、周りの方々のお蔭で、嫁の鬱も少し落ち着きはじめ調子のよい日が増えてきて、私と子供達も少しホッとしました。

 

嫁の件でバタバタしていたので、日中の事はヘルパーさんに任せていた母の事に時間をさける心の余裕が出来たのですが、母の様子を見て愕然としました。ヘルパーさんがかなりいい加減な人で、本人は否定していましたが、間違いなくリハビリをちゃんとしておらず、10日ほど前までは車椅子に乗れていたのに、ひざが固まってしまっていて、完全に寝たきりになってしまいました。更に、元々軽い認知症を患っていて、寝たきりになったのが原因なのかわかりませんが、わずかな期間で完全な認知症になってしまい、私の事を、「お父さん」と呼んだ時は本当にショックを受け、心底後悔しました。

 

寝たきりで認知症が酷くなった上に、食事をとらなくなくなったので、入院し検査してもらったら盲腸にがんが転移しているのが見つかり、再度、癌の手術をする事になりました。

 

手術は無事に成功したんですが、ますます食が細くなり、ほとんど自力で食べられなくなりました。このままでは衰弱していく一方なので医者に相談したところ、胃ろうをするかどうかという話になったのですが、問題が二つあり、一つ目は胃ろうになると自宅で介護できなくなるので、施設に預けないといけなくなる事です。特別養護老人ホームは順番待ちが酷く、私立の老人ホームに入れなくてはならなくなるので、金銭的な負担が大きくなります。二つ目は胃ろうをしたからといっても長生きできる保証はなく、10年以上生きるかもしれないが、一か月持たず亡くなってしまう事も有ると言われました。

 

家族で話し合うまでもなく、母を放置している衰弱死させる事など出来るわけなどないので、母が長生きしてくれることを願い、胃ろうの手術を受け、私立の老人ホームに預ける事になりました。

 

この結果、私から介護の負担は無くなりましたが、夫婦で休職中で無収入の我が家に月に約20万円の金銭負担が増える事になりました‥

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ